遠隔制御

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このページでは、遠隔制御の内容、方法、費用について説明します。

融雪制御装置本体（Ms3)を、操作、設定する方法は以下の2種類あります。
（１）本体付属のコントローラを使用する。

本体から離して、100mまで延長接続できます。
本体付属とは言ってもほとんどこのように、離して室内に設置されるのだと思います。
（注：100mまで可能だからといって、公道や他人の敷地を跨いで使用すると、電気通信事業法違反です。捕まります。）

（２）Msシリーズ操作ソフトを使う。
シリアルポートを持つパソコンとRS232Cケーブルで接続して、パソコンから操作します。本体付属のコントローラと同じことができるうえ、稼働履歴のデータをグラフ表示、保存できます。
しかも、ネットワーク回線経由で遠隔地からも操作可能です。（ただし、価格はローカルPC用ソフトの2倍）

実は、この機能により稼働状況の履歴を収集できることが、このWEBサイトを作成した動機です。
自宅から離れた実家のロードヒーティングの設定と稼働状況をモニタできることは、私にとって興味深く感じます。
遠隔制御は、ほとんど私の趣味、興味本位でやりましたので、ご興味のない方は、ふーんと読み飛ばしてください。

ただし、運用初期時の細かい設定（降雪判定気温、融雪制御ON/OFF用の目標地温）、操作に不慣れだった実家家人に代わっての操作等、便利ではあります。

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以下にネットワークの接続図を示します。

・自宅PC－自宅ルータ－実家ルータ間で、VPN接続を行います。
・実家ルータ側では、BUFFLOのDynamicDNSサービスを使用します。（年額3,150円）
・NPort5210は、PCを使用せずに、ネットワークからRS232（シリアル）通信を行うことができる装置です。

今回は採用しませんでしたが、以下のような方法も可能なはずです。（実際に可能かどうかはご自身で調べてください）

・実家PCにMs操作ソフトをインストールし、そのPCに自宅からVPN経由でリモートデスクトップ接続を行い、Ms操作ソフトを使用します。

メリット：
Msソフトは”回線接続パッケージ”である必要は無いかもです。

デメリット：
PCを常時立ち上げておくか、WOL（Wake On LAN）で毎回立ち上げる必要があります。
実家PCの管理作業が必要になりそうです。

機能

NPort5210は、イーサネット－RS232プロトコル変換装置等と呼ばれる装置です。同様の機能を持つ製品が、多くのメーカから発売されていて、呼び名はメーカにより異なる場合があります。
このような装置の働きを以下に示します。
通常接続：

PCと直接RS232で、1対1に接続され、PC上のシリアル通信ソフトがRS232機器と通信を行います。
ケーブル長は、通常最大15mに制限されます。

イーサネット－RS232プロトコル変換装置を使用した場合：

RS232通信は、機器メーカから供給されるドライバソフトでTCP/IP通信に変換されます。TCP/IPによる通信は、プロトコル変換装置でRS232（シリアル）通信に戻され、RS232機器と通信を行うことができます。
ネットワークを介して接続できるようになるため、RS232ケーブル長に左右される事無く、横浜－北海道のような長距離でも接続できるようになります。
※Ms操作ソフト回線接続パッケージは、設定でネットワーク接続を選択できるので、上図のドライバソフトは不要のような気がします。

NPort5210採用の理由

NPort5210を採用した理由は、NPort5210側の接続コネクタがRJ45であることです。
RJ45はコンパクトで、壁の穴を簡単に通すことができるからです。

純日本メーカからもいろいろと発売されていますので、興味のある方は、そちらをさがしてみると良いでしょう。

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遠隔制御のセットアップにかかった費用を示します。
尚、北海道までセットアップを行いに行きましたので、別途交通費がかかっています。

セットアップ費用とは別にDynamicDNSの費用として、年3780円（税込）支出しています。

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検討・見積・最終仕様

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工事の様子